上原銀座商店街
上原銀座商店街
所在地 : 東京都渋谷区上原1-17-11
電話 : (担当:とうどう)
「上原銀座商店街について」
と一言お伝え下さい
この坂道の上は淀橋台と呼ばれた高台で、冬の晴れた日には、はるか100キロの彼方に丹沢を従えた富士の高峰が望見でき坂道の下は渋谷川支流の宇田川の源流地帯で、水源近く(現上原中学校付近)には、戦後まで小ブナの泳ぐ沼があり、風光の優れた土地だった。又、付近では最も早く旭日を受ける地形であったことから「旭坂」とも言われ、戦後すぐに出来た商店街はここから「上原旭会」と称していた。
区商連創立にも参加した商店街だったが、小さな親団体に過ぎなかったのを発展に導いたのは、初代会長の吹野厚氏である。商店街に不足する業種を招致し、31年には、「上原銀座商店会」と改称して新たなスタートを切り、41に至って念願の振興組合を設立した。吹野氏は区商連副会長も務め、以後、藤堂、柏木の両理事長の下に順調な発展を続けた。
昭和52年、代々木上原駅舎は、7年にわたる工事の末、地下鉄千代田線が乗り入れ開通 した。技術上の問題があったとは言え、これに伴って、駅舎が商店街を離れて200m西に移動、そして昇降口の増設があり、顧客の流れが分散して来街者数が激減した。
商店街は危機状態に陥ったが、商店街は次々と事業を計画、活動は逆に盛り上がった。街路灯整備を皮切りに青年部の強化を計り、4代目理事長坂口氏を中心に各種イベントを企画、実行に移した。3月3日、5月5日、7月7日の季節の祭り、9月の秋祭り、12月のもちつき大会。これらは販促にすぐ結びつかなくても、集客力を発揮し、商店街のイメージを高めた。また、毎年11月に「上銀チャリティバザール」を地域ぐるみで実施しており、区社会福祉協議会への寄付金総額は400万円に及んでいる。
更に、毎月第3日曜日の早朝に開く「上銀朝市」は30年の実績を重ね、周辺から多くの客を集めるとともに、老人達に憩いと団らんの場を提供している。こうしたイベントは、もとより商店街の利益のために生まれたものではあるが、一方で、渋谷区のスローガン「自然と文化とやすらぎ」のまちづくりに、ささやかではあるが、確かに貢献しているものと信じている。 そして昨今は、柏木晃理事長を中心として若い世代が育ってきた。 振興組合設立40周年を迎えるに当たり、壁を乗り越え、新しい商店街づくりに組合員一同、努力を続ける所存である。
- 初代吹野 厚 (昭和41年~44年)
- 第2代藤堂 貞徳 (昭和44年~52年)
- 第3代柏木 正次 (昭和52年~54年)
- 第4代坂 正安 (昭和54年~元年)
- 第5代鈴木 孝典 (平成元年~9年)
- 第6代藤堂 政徳 (平成9年~17年)
- 第7代柏木 晃 (平成17年~25年)
- 第8代尾崎 一夫 (平成25年~)
理事長1名、専務理事1名、理事(理事長、専務理事を含む)10名~12名、監事2名ないし3名であり、それぞれ総会で選出され任期は2年であるが重任を妨げない。
理事長は本組合を代表して組合の業務を執行する。専務理事以下各理事は理事長を補佐してそれぞれの職務を分担する。
- 金融部:組合員に対する融資の拡大とその管理。
- 厚生部:組合員及びその関係者が働きやすくなるよう福利厚生につとめる。
- 交通部:道路の安全管理と美観、快適感を管理する。
- 青年部:商店街の今後を担う若い人たちとコミュニケーション作りとイベント、催しの実行担当。
- 宣伝部:商店街のセールスポイントを数多く作り出し、それをアピール(宣伝)する。
- IT事業部:商店街組合員のためにIT利用の宣伝活動を支援する。
- 会計部:振興組合に関わる金銭及び有価証券の管理と年度予算に対する比較管理。